ぼくは舞台に立った経験はもちろん、今までほとんど観劇したこともありませんでした。
それなのに、なぜ、演劇に携わろうと思ったのか。
まずは、そこから。
2009年、3月のある晩。
ぼくの枕元に、突然、コントの神様(自称)と名乗る男が立っていました。
彼の特徴は、ほとんど覚えていませんが、
くたびれたスーツを着て、バーコードはげ(死語)だったのは覚えています。
ぼくは「人違いじゃないですか?」と尋ねたのですが、ものすごく無視されました。
いや、無視というより、なぜかこちらに怯えて震えていました。
びびってんのは、こっちの方だよ!と、ツッコもうとした瞬間、
コントの神様(リストラ候補)は、「や、や、やったらいいと思いますぅ」と言うと同時に、
ぼくに何かを差し出しました。
それを受け取ると、どっからどう見ても「くたびれたサラリーマン」の姿をした、
コントの神様(ボーナスカット)は、窓から飛んでいきました。
受け取ったものを広げると、それは真っ黒なTシャツ。
胸のあたりに、白い文字で「会社のお荷物」とプリント。
ビリビリに、引き裂いてやりました。
ただ、Tシャツを引き裂いている時に、頭をよぎったのは、
そうだ、コントやろう。
※後に、演劇の要素もプラスされました。
そんなこんなで、ぼくは演劇(コント)に夢中になっていきましたとさ。
これが、はじまりの話。
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